2008年の世界同時不況は、日本の多くの産業にも大きな影響を及ぼし、とりわけ海外を市場とする製造業は需要が大幅に減少し、
ものづくりの現場では雇用維持が危ぶまれる厳しい状況を強いられています。
和歌山の化学業界においても円高と需要低迷による経営悪化は各社に大きな打撃を与えています。
しかし、その一方で少子化による若年労働者の減少は着実に進行しており、将来的には生産量と労働力のアンバランスに陥るものと予測できます。
そうした背景から、和歌山化成品工業協同組合では、会員企業が優秀な人材を確保するとともに、
従業員のキャリアアップや働きやすい職場環境をつくっていくための支援が業界全体のボトムアップにつながるものと考えます。
そのため、企業の未来を担う人材の採用支援、ワークライフバランスのバックアップ、化学業界におけるモデルキャリアプランを推進することで、
産業動向の変化や少子高齢化に対応できる強い企業体質を備えていきたいと望んでいます。
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